ソースカツ丼の名店「ふくしん」が復活 SC「エルパ」がフードコートをリニューアル 7月19日オープン
福井テレビ
福井市のショッピングセンター「エルパ」は、現在工事が行われている2階フードコートを7月19日にリニューアルオープンすると発表しました。店舗も一新されます。惜しまれつつ2023年に閉店したソースカツ丼の名店「ふくしん」が出店し、名店の味がエルパの新フードコートでよみがえります。 リニューアルでは、これまで2階南側にあったフードコートを東隣りに移転し、規模を拡充します。約1000平方メートルのスペースには飲食店6店舗が入り、約300席を備えます。 目玉は、惜しまれつつも閉店した福井市の老舗レストラン「ふくしん」の出店です。ソースカツ丼が有名で全国にファンを持つ人気店でしたが、店主の体力的な問題で 2023年7月、創業50年の歴史に幕を閉じました。 エルパは、同じ地域にあった名店の味を何とか残していけないかと、店側と話し合いを続けてきました。協同組合福井ショッピングモールの佐々木国雄専務理事は「福井でこれほど客の支持を得られている、地元に密着した店が無くなるのは本当に耐えられない。何とか我々と一緒に復活を考えてもらえないかということで、長い時間をかけて話をした。最終的には『根負けした』と言ってもらえた」と話します。運営は県内の別会社が行うということですが、「ふくしん」の厨房に立っていた料理人が全面協力し、長年慣れ親しまれてきた味を引き継ぎます。 この「ふくしん」を含め、うどんチェーンの「丸亀製麺」や越前市のそば店「宗近」など、6店舗のうち現在4店舗が決まっていて、7月のリニューアルオープンでは5店舗での営業スタートを目指すとしています。 なお、残りの1店舗は有名カフェチェーンの出店が確定していますが、店名の公表は2025年1月で、オープンは2025年7月を予定しています。竹内邦夫理事長は「ありとあらゆる楽しみがエルパから発信できる。その拠点としてフードコートを整備した。エルパの楽しみ、エルパらしさの力強いものになってくれれば」と話しています。 客が少ないアイドルタイムには、フードコートを健康相談スペースにするなど、コミュニティの場としても活用する予定で、今後はさらに地域に根差したショッピングセンターを目指すとしています。
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