湯川の上で組み立てが進む東山盆踊りのやぐら

　５年ぶりの開催となる会津若松市東山温泉の東山盆踊りは１日、「福島民報の夕べ」で開幕する。４日までの連夜、踊りの輪を広げる。各日とも午後７時３０分ごろから同９時１５分ごろまで一般参加者が踊り流す。３日は、東京電力福島第１原発事故の影響で市内に避難した大熊町民と市民が絆を深める「大熊町民の夕べ」が復活する。 　東山盆踊り実行委員会の主催。温泉街の湯川の上に組む福島民報社寄贈のやぐらを囲んで行う。１８日までに４日間の詳細が固まった。 　１日は午後７時からセレモニーを催し、東山芸妓（げいぎ）の踊りに続いて同７時３０分から一般参加の盆踊りを繰り広げる。抽選会も開く。福島美少女図鑑のモデルが駆け付け、盛り上げる。会場では、昭和３０年代の東山盆踊りの様子を紹介する「民報ニュース」の映像を放映する。 　２日は「東山芸妓とコンパニオンの夕べ」、３日は「大熊町民の夕べと東山ポン踊りナイト」、最終日の４日は「会津若松市民盆踊り」と銘打ち、各日とも一般参加の盆踊りや抽選会、子ども盆踊りなどを繰り広げる。参加は無料で、誰でも自由に踊りを楽しめる。連日、午後４時ごろから露店やキッチンカー、マルシェが並ぶ他、同６時３０分から振る舞い酒がある。

　会場までは会津武家屋敷と東山共同駐車場からのシャトルバスを利用できる。