派遣社員として働いていますが、「有休は1年経ったら期限切れで消える」と言われました。こんな話は聞いたことがないのですが、ルールなら仕方ないのでしょうか?
有給休暇を5日取得した場合、いくらもらえる?
年間で有給休暇を取得しなければならない日数は5日で、前記の派遣労働実態調査の結果で最も多い取得日数でもあります。一般的に、有給休暇中も通常勤務と同じ賃金が支払われます。有給休暇を取得した時には、いくらもらえる見込みか試算します。 <試算> 時給1500円で週5日、9時から18時まで8時間労働(1時間の休憩時間は含まない)の派遣社員Aさんの場合 時給1500円×8時間=1日の給与1万2000円(月20日勤務で月収24万円、各種手当は含まず) 1日の給与1万2000円×有給休暇5日=有給休暇でもらえる見込み額6万円 試算例では時給で計算しましたが、派遣会社によって計算方法が異なりますので、労働契約書などで有給休暇の規定を確認しましょう。
まとめ
有給休暇は、勤務条件を満たせば「年間で最低5日間」取得することができ、使える期限は2年です(会社独自の取得ルールを決めることはできません)。期限内に使わないと消滅するので、派遣会社と派遣先へ相談しながら少しずつ取得して使い切ることが望ましいでしょう。 出典 厚生労働省 年5日の年次有給休暇の確実な取得 わかりやすい解説 東京都産業労働局 令和4年度 派遣労働に関する実態調査 厚生労働省 派遣労働者の皆様へ 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部