明治初期と現代を行き来しながら“デマ”の正体に迫る、MONO次回作「デマゴギージャズ」
MONO 第52回公演「デマゴギージャズ」が、来年2・3月に大阪・新潟・東京・愛知・岡山で上演される。 【舞台写真】MONO第51回公演「御菓子司 亀屋権太楼」より。 MONOの次回作となる本作では、作・演出を土田英生が務め、山間部のとある建物の中庭を舞台にした物語が展開する。中庭に集まった人々は、建物や土地の利用方法を巡って議論を繰り広げていた。土地の帰属がはっきりしないこともあり、話はまったくまとまらない。さらに大きな問題となっているのは、その中庭に置かれた大きな石のこと。石は神聖なものとされており、移動することなどもってのほかだというが……。出演者には金替康博、水沼健、奥村泰彦、尾方宣久、渡辺啓太、石丸奈菜美、高橋明日香、立川茜、土田が名を連ねた。 上演に際し土田は「MONOでは基本的に一幕ものの作品を創り続けていました。具象化した舞台セットの中ですべてが展開する形式です。しかし前回『御菓子司 亀屋権太楼』では頻繁な舞台転換で場所を変化させ10年の歳月を描くことを試みました。これは私たちにとっては大きな挑戦でしたが、おかげ様で好評をいただけました。味をしめた私たちは挑戦をもう一歩進めてみます。今回は同じ場所で展開はしますが時代は二つ。『明治初期』と『現代』を行き来しながら『デマ』の正体に迫る物語をつくります!」とコメントしている。 公演は来年2月14日から17日まで大阪・ABCホール、22日に新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館、28日から3月9日まで東京・吉祥寺シアター、15・16日に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース、20日に岡山・岡山芸術創造劇場ハレノワ 中劇場で行われる。チケットの一般販売は、新潟公演分が12月18日、大阪・東京・岡山公演分は21日、愛知公演分は来年1月4日にスタート。 ■ MONO 第52回公演「デマゴギージャズ」 2025年2月14日(金)~2025年2月17日(月) 大阪府 ABCホール 2025年2月22日(土) 新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 2025年2月28日(金)~2025年3月9日(日) 東京都 吉祥寺シアター 2025年3月15日(土)~2025年3月16日(日) 愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース 2025年3月20日(木・祝) 岡山県 岡山芸術創造劇場ハレノワ 中劇場 □ スタッフ 作・演出:土田英生 □ 出演 金替康博 / 水沼健 / 奥村泰彦 / 尾方宣久 / 渡辺啓太 / 石丸奈菜美 / 高橋明日香 / 立川茜 / 土田英生