上手にローリングストック、備蓄食品使った料理を紹介 山口県立大の研究室がレシピ冊子
山口県立大(山口市桜畠)の園田純子准教授の調理学研究室は、食べた分だけ買い足して備蓄する「ローリングストック」を上手に進めるための料理を紹介した冊子を作った。無理なく災害に備えられるよう、缶詰などを使って試作を重ね、1年かけてまとめた。自治体などに無料で配る。 【写真】レシピを考えた山口県立大の研究室 冊子はA4判カラーの14ページ。ローリングストックを「災害時にも食べ慣れたものを食べられ、うっかりの期限切れを防げる」と説明。乾燥大豆を使ったキーマカレーや、ツナ缶と乾燥野菜を材料にしたあえ物など27品について載せている。 2千部を作製。コープやまぐち(同市小郡上郷)に8日、500部を贈った。今後、山口市などに配布する予定でいる。同大のホームページからダウンロードすることもできる。同研究室の4年古川実祐佳さん(22)は「ポリ袋で調理できることなど災害時の衛生面も考慮した。試してみてほしい」と話している。
中国新聞社