有村架純から葵わかなへ 朝ドラ新旧ヒロインバトンタッチ
30日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説「ひよっこ」のヒロイン、谷田部みね子を演じる有村架純と、10月2日から始まる「わろてんか」のヒロイン、藤岡てんを演じる葵わかなへのバトンタッチセレモニーが15日午後、大阪市中央区のNHK大阪放送局内にあるスタジオで行われた。
有村はトランジスタラジオを葵にプレゼント
今回バトンタッチの場となったのは、同局内の「わろてんか」で、てんと藤吉(松坂桃季)が奮闘の末にやっと手に入れることになる第一番目の寄席「風鳥亭」のセットで撮影の合い間に行われた。報道陣が待ち受ける中、有村と葵が登場。新旧ヒロインがドラマゆかりの品を交換した。 有村は「ひよっこ」の中で、すずぶり亭の鈴子(宮本信子)らが奥茨城へ帰る実(沢村一樹)に贈った特製のポークカツサンドと、みね子が向島電機時代に制作したトランジスタラジオを葵にプレゼント。このラジオは実際に聴くこともできるという。 そして、葵は先の風鳥亭の紋を噺家(はなしか)や芸人の必須道具である扇子や手ぬぐいにかわいくあしらったオリジナルグッズを、10か月にわたりヒロインを務めあげ、大阪へ来てくれたみね子に、感謝の思いと笑顔で手渡した。
「わろてんか」吉本興業の創業者である「吉本せい」がモデル
互いの贈り物について、有村は「手ぬぐいや扇子は大好きなんでうれしいです」と笑顔で話し、葵は「お話の中でラジオを作られて作業する度に『ビーッ』って鳴ってましたね。そうやって作ったラジオだと思って大事にします」と話した。最後は2人でバトンタッチする記念撮影も行われ、互いに報道陣のポーズの注文に笑顔で答えていた。 わろてんかは、吉本興業の創業者である「吉本せい」がモデルで、明治後期から第二次世界大戦終了直後の大阪での寄席経営に挑む姿を描くもので、10月2日に放送開始となる。「ひよっこ」は今月30日まで放送される。