水面に浮かぶ花々 名画の世界観 岡山・倉敷の大原美術館 モネのスイレン見頃
印象派を代表するフランスの画家クロード・モネの代表作「睡蓮(すいれん)」を所蔵する大原美術館(岡山県倉敷市中央)で、絵のモチーフとなったスイレンが見頃を迎えている。来館者は水面に浮かぶ花々を名画の世界観と重ね合わせて堪能している。 同美術館は、作品を所蔵する縁で2000年、パリ郊外のジベルニー池畔にモネが構えたアトリエから4株を譲り受けた。株分けを繰り返し、今は約50株が育っている。 開花は例年並みの5月13日。丸い葉の上に直径10センチほどのピンクや黄の花が咲いている。ピークは7月ごろで、10月ごろまで楽しめるという。 同美術館は「今年は例年以上にたくさん咲いている。絵画と一緒に鑑賞してほしい」と話している。