「秘境の文筆家」4人決まる 山深い村で執筆 給与・賞与・家付き
宮崎県椎葉村が募集していた「小説を書くのが仕事」という「秘境の文筆家」に4人が決まり、1日、村で着任式があった。椎葉は「日本三大秘境」と呼ばれる山深い山村。そこで給与・賞与・家付き、ただし半年に1作、500枚がノルマ――。そんな条件に、若者が挑む。 【写真】「秘境の文筆家」に就任した（後列左から）千葉雲雀、楪一志、田中葵葉、四葉ソウの４氏。今村翔吾さん（前列左）、黒木保隆村長とともに「健筆」を誓った=2024年7月1日午前10時30分、宮崎県椎葉村下福良、星乃勇介撮影 4人は田中葵葉（あおば）さん（32）=山口県出身=、千葉雲雀（ひばり）（29）さん=仙台市出身=、楪一志（ゆずりはいっし）さん（年齢、出身地非公表）、四葉（よつば）ソウさん（23）=島根県出身=。田中さん以外はペンネームだ。 式には黒木保隆村長と、村と連携協定を結び事業に協力する一般社団法人「ホンミライ」の代表理事で小説家の今村翔吾さんが同席。1人ずつ辞令を渡し、活躍を祈った。
朝日新聞社
