50代が満足する「大人のリゾート」極上ホテルで過ごす
’23年6月に日本随一の人気を誇る温泉地・湯布院に開業した「ENOWA YUFUIN(エノワ ユフイン)」。従来の旅ステイの想定を覆す、心地よいリトリートの空間がここに。 【写真】大人が行くべき「極上ホテル&旅館」
ENOWA YUFUIN《エノワ ユフイン》(大分・由布院)
ヒル・トップ・スカイパビリオン01のテラスからは、由布院盆地と周囲の山並みをパノラミックに展望できて、なんとも爽快! 手前にあるかけ流しの温泉からオーバーフローするお湯が注ぎ込むプールも温泉
世界レベルで注目される最新の温泉&ボタニカル・リトリート
由布院の高台にある広大な敷地に、高低差を巧みに活用した絶景のヴィラとホテル棟が点在する『ENOWA YUFUIN』。’23年6月に開業したここは、これまでの由布院温泉のイメージを一気にブラッシュアップする世界レベルの温泉リトリートだ。 ヴィラへは、カートに乗って到着する。客室に入ると、テラスからは由布院盆地あるいは由布岳の雄壮な姿を一望できて、息をのむほど。テラスに備わる温泉と温泉プールは、リゾート気分をぐんと盛り上げてくれる。 チェックイン直後など、滞在中に利用したいのが、ヒルトップサウナ。サウナ内は前面がガラス張りで、大自然のパノラマに包まれながらいい汗をかいてリラックスできるのが、なんとも贅沢だ。 ボタニカル・リトリートを標榜する『ENOWA YUFUIN』の大きな魅力は、Farm to tableからさらに進化した“Farm Driven”の食体験。エグゼクティブシェフのタシ・ジャムツォ氏が、由布院や大分の自然や食材と真摯に向き合い、完全有機栽培のENOWAファームで育てた野菜を中心に、土地の肉や魚も用いて多種多彩な美味を編み出してくれる。 「毎朝、最もいい状態の野菜やハーブを農園から選んで、メニューは毎日、そこからクリエイトします」とタシ氏。料理はどれも野菜本来がもつ生命力が感じられ、体と心が喜ぶおいしさ。食材をむだにしないアイデアや、残渣は農園や養鶏場に戻して循環させるなど、サステナビリティへの徹底した配慮にも共感がわく。チェックアウト後は、運がよければタシ氏と一緒にファームを訪問する機会もある。食で、温泉で、土地のパワーに存分に満たされてみたい。