米騒動を振り返る 富山・魚津で地図や文書で背景紹介
「魚津の米騒動を語る談話会」が7日、富山県の魚津市図書館で開かれた。市の自然と文化財を守る市民の会代表の中田尚さんと、県立大非常勤講師の黒崎真美さんが登壇した。当時の地図や文書などの資料を基に、魚津での騒動を振り返った。 米騒動が起きた1918年は白米の小売価格が前年より倍になっていたことなどを紹介。米価の高騰は明治時代にも起こり、騒動を報じた同市出身のジャーナリスト、横山源之助の記述や当時の新聞報道を示しながら、住民同士で貧しい人を助け合った取り組みなどを伝えた。 10月7日には、米騒動発祥の地とされる旧十二銀行魚津支店倉庫(米倉)などを巡るまち歩きを行う。