佐々木朗希 レンジャーズ、ジャイアンツとも面談? 本命はドジャース&パドレスも争奪戦激化
ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している佐々木朗希投手(23)が、先週にレンジャーズと面談したと23日(日本時間24日)、複数の米メディアが伝えた。これで面談が報じられたのは5球団目。この日はナ・リーグ西地区の名門ジャイアンツも面談した可能性が報じられるなど、クリスマス休暇の中でも「ROKI」争奪戦は激しさを増している。 クリスマス休暇も関係ない。最速165キロを誇る佐々木の争奪戦は激化の一途だ。地元紙「ダラス・モーニング・ニューズ」によると、レンジャーズのクリス・ヤング編成本部長は佐々木との面談について、詳細は明かさなかったものの「我々はいい時間を過ごせた。これ以上は言えない」とコメントした。 レ軍は佐々木が公私で慕うダルビッシュ(現パドレス)がメジャー1年目の12年から5シーズン半所属した球団で、若手の育成に定評がある。今季は借金6でア・リーグ西地区の3位に終わり、先発陣も含めた整備を進めている状況。メジャー特有の硬いマウンドなど、環境面にさえ慣れれば長年にわたって先発ローテーションの軸となる能力を秘めている佐々木は、魅力的な存在だ。 佐々木を巡っては、鈴木と今永が所属しているカブスや千賀のメッツなどが既に面談したと報じられており、これまでも米メディアに報じられたヤンキース、ホワイトソックスも含めればレ軍で5球団目。この日はジャイアンツが本拠を置くサンフランシスコの地元紙サンフランシスコ・クロニクルが面談した可能性を報じた。他にも昨春WBCで同僚だった大谷と山本のドジャース、ダルビッシュのパ軍の両球団は獲得に動く方針。移籍先の有力候補であるこの2球団を含めれば、少なくとも8球団が移籍先の候補として残っているとみられる。 今月上旬にテキサス州ダラスで行われたウインターミーティングで代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が「(全)30球団ではないが、既に20球団以上が接触している」と明かしていたが、この日に大リーグ公式サイトが今季に地区優勝を果たした強豪フィリーズが現時点で佐々木との面談を予定していないと報じるなど、着実に移籍先の候補は絞られている。限られた時間の中で悔いのない選択をするため、熟考を重ねる。