自由党の小沢代表「野党が結集して政権交代」で共通認識持つべき
自由党の小沢一郎代表は5日に国会内で開いた定例会見で、野党が結束して政権交代を実現するべきだと語った。 【動画】自由党の小沢代表と山本太郎代表が定例会見(2019年2月5日)
原発政策「表現は違うが基本は変わりない」
小沢代表は「主張政策を現実化していくためには政権を取らなければ、単なる意見に過ぎなくなってしまう。できるだけ多くの力を合わせて政府与党と対峙していくのが大事。今国民の期待は、野党が一つになって反国民的な安倍政権を倒してくれと、政権交代を図ってくれというのが圧倒的な声だと思う」との考えを示した。 政策については「国民の暮らしに直接的に影響を持ついくつかの点については粗々の合意をしなくてはいけない」と述べたが、「政策的に細かい議論をしていくことが優先されれば、もう十人十色、各党十色あるのでまとまるはずがない」と指摘し、野党が結集して「我々が国民のための政治を政権を取ってやる」という一点で共通認識を持つべきだとした。 小沢代表が合流を視野にさらなる連携の深化を目指す国民民主党の原発政策に関連して、記者から「再稼働を限定的に容認している国民民主党と、再稼働や新増設を容認しない自由党でどうすり合わせていくのか」との質問が出たが、それに対しては、国民民主党の政策集には「2030年代の原発ゼロ」と書かれているとして、「原発が賛成だというのでは結集も何もできないが、そうではない。表現の仕方や切り口は違うが、全く基本は変わりない」と強調した。 ネット番組にともに出演したという前大阪市長の橋下徹氏の印象についての問いには、同氏が著作などで「まずは政権を取ることが最優先」「ポピュリズムと馬鹿にするが民主主義の政治にはこれが必要」などと訴えていることを挙げ、「私も同感だ。橋下さんは政治家として一つの大きな要素を備えた人だと思う」と評価した。