フリッツ、グランドスラム準々決勝の壁を5度目で突破!世界4位ズベレフを下してベスト4[全米オープン]【テニス】
フリッツがグランドスラムで初めての準決勝進出
現地9月3日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)男子シングルス準々決勝が行われ、第12シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/世界ランク12位)第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同4位)を7-6(2)、3-6、6-4、7-6(3)で下し、自身初となるグランドスラム8強入りを果たした。 【動画】フリッツ、グランドスラム初の4強に咆哮!マッチハイライト 26歳のフリッツは、今大会1回戦でカミロ・ウーゴ・カラベリ(アルゼンチン/同93位)を7-5、6-1、6-2で下すと、2回戦ではマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同44位)に6-3、7-6(1)、6-1、3回戦でフランシスコ・コメサナ(アルゼンチン/同108位)6-3、6-4、6-2とセットを落とさずに勝ち上がる。 4回戦では2022年大会準優勝者で第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/同8位)に3-6、6-4、6-3、6-2で下し、昨年に続いて8強入り。初めてのグランドスラム4強へ、5度目の準々決勝では過去4勝5敗のズベレフと対戦となった。 第1セットは互いにブレークなく、タイブレークで6連続ポイントを奪ったフリッツが先取する。第2セットも締まった戦いとなったが、今度はズベレフが初めて作ったチャンスでブレークし、6-3で奪い返す。 ここまで拮抗した試合を続けてきた両者。互いに好サーブを放ち、チャンスを生かせなかったものの、第3セットでは第2ゲームでフリッツがいきなりブレーク。追いかける展開となったズベレフも粘り強く戦い、フリッツのミスを誘う。第5ゲームでブレークバックに成功。そのままセット終盤までもつれ、このままタイブレークにもつれるかと思われた。だが、第10ゲームでズベレフにフォアハンドのミスが続いて0-40に。サーブポイントでデュースに持ち込んだが、調子の上がらないズベレフに対してフリッツが5度目のセットポイントを取り切った。 勝利まであと1セットとしたフリッツは、第4セットでも積極的な姿勢を見せてラリーの主導権を握るものの、ズベレフの粘り、ここぞという場面をサーブでしのがれてあと1本が遠い。それでも再びもつれたタイブレークでは、ラリー戦では我慢しつつ最後は攻め抜き、リードを守って7-6(3)。自身初となるグランドスラムで準決勝の舞台に進んだ。 準決勝では第9シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/同9位)と第20シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ/同20位)の勝者と対戦する。
Tennis Classic 編集部