今年の顔ずらり 高岡中田かかし祭 楓奈、大谷、八村、大堀…個性豊か109体
第41回中田かかし祭(富山新聞社後援)は21日、高岡市の中田中央公園と中田コミュニティセンターで開幕した。米大リーグで史上初「50本塁打、50盗塁」を達成した大谷翔平選手ら、今年の顔や出来事など世相を捉えた個性豊かな109体が来場者を楽しませた。 かかしの題材にはパリ五輪に出場したスケートボードの中山楓奈選手(富山市出身)や、米プロバスケットボールNBAレーカーズの八村塁選手(富山市出身)、バドミントンの大堀彩選手(トナミ運輸)ら県関係選手も採用された。 輪島市の御陣乗太鼓をモチーフに復旧復興を願う作品も注目を集めた。高岡市福岡町上蓑の大浦謙一さん(69)は「その年を反映したかかしを見るのが楽しい」と話した。人気キャラクターと写真を撮った高岡市博労小4年の日南咲七さん(10)は「かわいい作品がたくさんあった」と笑顔を見せた。 特設ステージでは、中田小4年生と地元住民がミュージシャン高原兄さんが扮するキャラクター「立山登」が作詞作曲した「中田かかし祭音頭」に合わせ、住民が振り付けした踊りを初披露した。菅野璃子さん(9)は「踊りやすくて楽しかった」と話した。 開会式では道谷悦一実行委員長があいさつした。PRポスターをデザインした川本浩太さん(高岡龍谷高2年)に感謝状が贈られた。22日の最終日はかかしコンクールの表彰式が行われる。