YOSHIKI手掛けるファッションブランド、パリコレデビュー決定「新しい風を吹き込みたい」
X JAPANのYOSHIKIが手掛ける仏ファッションブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」が23日（現地時間）にフランス・パリで開幕する世界最大級のファッションイベント「パリ・ファッションウィーク2025 春夏」でランウェイショーに初参加することが17日、分かった。 YOSHIKIがデザイナーを務める「MAISON YOSHIKI PARIS」は、今年2月にイタリア・ミラノで開催されたファッションイベント「ミラノ・ファッションウィーク2024／25秋冬」で世界デビュー。今回はパリに拠点を移し、シャイヨー宮を舞台にセカンドシーズンとなる来年の春夏コレクション40スタイルを披露する。 ミラノ、ロンドン、ニューヨークと並び、「世界4大コレクション」と称されるパリは、世界的に一番規模が大きく高級ブランドが新作を発表し、その年のファッションの流行が左右されるため注目度が非常に高い。 YOSHIKIは、2011年にデザインを手掛ける着物ブランド「YOSHIKIMONO」を立ち上げ、15年から世界5大ファッション・ウイークの1つ「ファッション・ウイーク東京」でショーを開催。昨年7月にはフランスで「MAISON YOSHIKI PARIS」の立ち上げを発表し、当初は同9月のパリコレに参加予定だったが、過労で倒れドクターストップがかかったため来シーズンに延期することを伝えていた。 ただ、今春に持病の頸椎椎間孔狭窄（きょうさく）症などが悪化。頸椎や左手に激痛が走り、医師には手術の緊急性を訴えられたが、パリコレへの思いは強く、手術の時期をイベント後の10月8日にずらして参加することを決めていた。 今年2月の「ミラノ・ファッションウィーク2024／25秋冬」では世界中のファッション業界人の注目を集めるオープニングで自身が作曲、編曲を手掛けた楽曲が流れる中、斬新な37スタイルを披露し話題になった。 YOSHIKIは「自分は美の追求に人生を捧げてきました。既存のファッション業界に何か新しい風を吹き込みたい」と抱負を語り、「現在のファッション業界の第一線で活躍するデザイナーたちを心から尊敬しています」とデザイナーに敬意を示した。
呉服店の長男として生まれ、幼い頃からテキスタイルや職人技、本物のエレガンスに囲まれて育ってきたことから「国際的なアヴァンギャルド・ファッションにも常に興味を持っていました。ディオール、セリーヌ、アレキサンダー マックイーンといった憧れのデザイナーのコレクションはもちろん、自分が好きで着ている他のデザイナーのコレクションも、当時から追いかけていました」と思いを吐露した。
