早くも注目? 今オフのFA有力野手(2)侍J捕手の去就は
シーズンオフに大きな話題を集めるのが、FA(フリーエージェント)移籍だ。2023年オフも、西川龍馬、山﨑福也、山川穂高の3選手がFA権を行使した。2024年も多くの選手がFA権を取得する見込みとなっており、早くも去就が注目される選手が存在する。今回は、2024年オフにおけるFA市場の注目野手を紹介したい。
甲斐拓也(福岡ソフトバンクホークス)
・投打:右投右打 ・身長/体重:170cm/87kg ・生年月日:1992年11月5日 ・経歴:楊志館高 ・ドラフト:2010年育成選手ドラフト6位 福岡ソフトバンクホークスの正捕手として、絶対的な地位を築いている甲斐拓也。2024年は、国内FA権を取得する節目のシーズンとなる。 2010年育成選手ドラフト6位でソフトバンクに入団。高卒3年目の2013年オフに支配下登録を勝ち取ると、2017年に正捕手に定着し、いきなりベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞を果たした。 “甲斐キャノン”の異名を得るなど、球界トップクラスの強肩で同年から6年連続でゴールデングラブ賞を獲得。 打撃面でも2019年から3年連続で2桁本塁打をマーク。近年はバットで苦しむシーズンが続き、2023年は打率.202、10本塁打、44打点とやや寂しい数字に終わった。それでも、チームの捕手では最多となる139試合に出場するなど、不可欠な存在となっている。 順調に行けば、2024年中に国内FA権の取得条件を満たす甲斐。ソフトバンクは地元球団だけに、どのような決断を下すのか動向が注視される。
ベースボールチャンネル編集部