〈ゲネレポ〉ラブライブ!発の演劇「スクールアイドルミュージカル」2024公演開幕 “Wキャスト制”採用の一味違う青春学園ミュージカル
ラブライブ!シリーズのミュージカル作品『スクールアイドルミュージカル』の2024年公演が、2024年1月11日(木)に開幕。19日まで東京・THEATER MILANO-Zaで上演される本公演より、初演前日に行われたゲネプロのレポートが到着している。 【画像】ゲネプロフォト(全3枚) 「スクールアイドルミュージカル」とはラブライブ!シリーズ発の演劇コンテンツとして、本作は対立する二つの伝統校を舞台に、アイドル活動を通して出会う10人の少女たちの夢への想いと変化を30曲以上の書き下ろし楽曲とともに描く、完全オリジナルストーリーの青春学園ミュージカル作品。 2022年12月の東京、2023年1月の大阪で初公演を実施、2023年8月には追加公演を経て今回の再演が決定した。今回はさらなる可能性を広げるため、新たにWキャスト制度を採用している。
“Wキャスト制”で起こす新たな化学反応
物語は、兵庫の進学校・椿咲花女子高校の理事長の娘で母親の期待に応えるために勉強を頑張りつつも密かにアイドルを応援している椿ルリカ(演:堀内まり菜)と、大阪の人気校・滝桜女学院の理事長の娘であり、芸能コース選抜アイドル部でセンターを務めながらも、まわりのプレッシャーから自分のやりたいことがわからなくなった滝沢アンズ(演:関根優那)の出会いからはじまる。 今回で3度目の公演ということもあり、初演から出演するオリジナルキャストたちの役への理解度がより深まったのか、芝居に対する解像度が上がっているといい、特に本公演初日の出演キャストで行ったゲネプロでは、ルリカの椿咲花の仲良しメンバーたち、皇 ユズハ(演:浅井七海)、北条ユキノ(演:杏 ジュリア)、天草ヒカル(演:小山璃奈)、三笠マーヤ(演:佐藤美波)の4人も全員オリジナルキャストだからか、仲間同士でシンクロするような動きが見られたりと、これまで以上に仲の良い女子高生の雰囲気が見て取れたそう。 ルリカがやりたいことを見つけ、みんなで夢中になっていくシーンでは、よりダイレクトに5人の楽しさが伝わってゆき、コミカルなシーンも更にのびのびとした表現になったことで、それぞれが演じるメンバーの愛らしさや魅力がアップしているとのこと。新キャストが多い滝桜女学院メンバーのシーンでは、新キャストによる芝居のアプローチの変化を受けてオリジナルキャストの芝居も変化したのか、新たな発見があったシーンも。 11日出演キャストのゲネプロのなかでは、新キャストの西田有愛が演じる来栖トアは、これまで以上にアンズへの憧れを感じさせ、第一幕序盤のアンズとのかけあいも先輩・後輩の絆が増しているように思える。西田ひらりが演じるサヤカは爽やかな笑顔が印象的で、第二幕序盤の若槻ミスズ(演:西葉瑞希)や鈴賀レナ(演:三田美吹)と話すシーンでは、同級生同士ならではの気さくなやり取りも展開される。 「スクールアイドルミュージカル」は各プレイガイドおよび公演当日会場にて当日券も販売予定。そして、1月19日(金)までの本公演では、ペンライトやうちわを持ってメンバーたちのライブが楽しめる、カーテンコールスペシャルステージを実施。さらに公演最後の2日間、1月20日(土)と21日(日)は、スペシャルステージを拡大し、新規書き下ろし楽曲も披露される特別公演「文化祭&後夜祭スペシャル公演」の上演も控える。