天龍源一郎さんが32年ぶりに郷里・勝山のリングに登場「感無量だね」 福井県で「大日本プロレス大会」
福井県勝山市出身の元プロレスラー天龍源一郎さん(74)らによる「大日本プロレス勝山大会~龍魂伝承~」が9月22日、市体育館ジオアリーナで開かれた。天龍さんは1992年以来32年ぶりに郷里のリングに上がり、約750人のファンから大歓声と「天龍コール」を浴びた。 勝山市制70周年を記念した催し。天龍さんがプロレスラーに転身する前、大相撲の初土俵を踏んで60年になるのと重なり、開催が決まった。 勝山市出身で新潟プロレス所属の齊藤陽輝選手(28)らレスラー18人が計5試合を行った。トップロープからの華麗な空中技、金属バットやロープを使った反則技、場外乱闘などで会場を大いに沸かせた。 最後に、病気で車いす生活となった天龍さんがリングイン。出場レスラー全員を従え「きょうはプロレスをエンジョイしてくれたと思う。これからも応援お願いします」とあいさつし、「勝山万歳、エイエイオー」の掛け声で締めた。催し後には「32年前の勝山での試合も覚えている。そう思うと感無量だね」と話していた。