松下優也「聴く人によって聴こえ方が変わる曲にしたかった」新曲「Paradox」制作裏話を語る
◆日本語だからできること
松下さんはアーティストとしても精力的に活動しており、5月31日(金)に配信リリースしたシングル「Ride It」に続き、6月21日(金)に新曲「Paradox」を配信リリース。同曲は、トラックメイカーのSeiho(セイホー)さんと初めてタッグを組んだ作品で「聴く人によって聴こえ方が変わる曲にしたかったので、聴くタイミングによっては失恋ソングにも聴こえるし、ポジティブにも受け取れる曲です」と手応えを語ります。 さらに「Ride It」を手掛けたトラックメイカー・ESME MORI(エズミ・モリ)さんからは良い刺激を受けたそうで、「これまでの自分の曲って、R&Bやヒップホップというわりとコアな曲が多かったんですね。だから(今回の曲は)“J-POPにうまく落とし込んでいきたい”という思いがあったなかで、ESMEさんはまさにそれを体現されている作家さんだなと思っていたので、今回の楽曲制作で“新しい自分を引き出せてもらえた”と感じています」と声を大にします。 また近年、SNS上でも多くの歌い手が台頭するなかで“自身の活動の意味”を考え直したと言い、そこで出した答えは“母国語を活かした表現方法”でした。「自分は日本語が母国語だから、それは自分の強みなはずで、例えば、ブロードウェイの作品を日本でおこなうときに、音源だけで聴くと、やっぱり英語バージョンのほうがいい。でも“日本語でも同じくらい感動させることができるよな”と思って、ここ数年は取り組んでいます」と力を込めていました。 (TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」2024年6月18日(火)放送より)