キャンプではまず自分のペースをつかむ【立浪和義の超野球論】
早く期待に応えたい
1年目のキャンプは、とにかく必死にやってました
いよいよ春季キャンプが始まります。 私が現役時代、キャンプで考えていたのは、フィジカル面では下半身をしっかりとつくることでした。もちろん、どのくらいハードにやるかは年齢に応じて変わってきます。30歳を超えてからはキャンプを、1年間を乗り切るためのベースづくりと考え、自分の体の状態を見ながらやっていましたが、若いときはケガの危険などもあまり考えていなかったので、かなり思い切って追い込んだこともあります。 技術的には、バッティングの形をつくる時期と思っていました。シーズンが始まると、フォームに狂いを感じてもなかなか修正が難しいものです。キャンプからオープン戦までを目途にし、自分なりに課題を克服し、その年齢の自分の体に合ったものをつくりたいと思っていました。ただ、バッティングの形と言っても、スイング自体が変わるわけではありません。あくまで構えとタイミングの取り方についてですね。 若い選手にとって春季キャンプはアピールの場と言いますが・・・
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週刊ベースボール