ヤクルト・長岡秀樹、「スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞」年間大賞を初受賞 レジェンド上原浩治氏から「嫌いです」と最高の誉め言葉もらう
ヤクルト・長岡秀樹内野手(23)が27日、セ、パ両リーグが制定する「2024 スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞」の年間大賞を初受賞した。ファン投票の結果、7月28日の広島14回戦(神宮)で3-4の九回2死二、三塁で初球のフォークボールを捉えた左中間への2点適時二塁打が、今季35試合あったセ・リーグのサヨナラ試合で最もインパクトのある一打に選出された。 「ここで僕が打ち取られても、(1死二、三塁で三振した)中村さんのせいにしようと。ただ、(相手バッテリーは)ワンバウンドは嫌な場面だし、高めにゾーンを上げて待っていた」 長岡は同日に東京都内のホテルで開催された表彰式でそう語り、「試合に勝つと、青木(宣親)さんがクラブハウスでクラブミュージックを流して盛り上がるんですけど、あの日はいつもより(音量が)でかく感じた」と振り返った。 今季は163安打で自身初の最多安打のタイトルを獲得し、遊撃手のベストナイン賞も受賞した23歳は食生活についても「最近はアスパラベーコンをちょびちょび(食べるの)が好き。勝負メシは温かい素うどん」と明かした。 最後にゲストとして登壇した日米通算134勝128セーブの上原浩治氏が長岡の印象を問われると、「嫌いです」と第一声。その上で「アベレージヒッターは嫌いです。広角に打たれると、全体的にコースを突かないといけない」と続けた。「嫌い」という最高の褒め言葉に、長岡は「テレビで見ていた方に、名前を知ってもらえてうれしい」とはにかんだ。(東山貴実)