大阪3、5、6区は維新、兵庫2区は公明 関西6小選挙区の維公対決
維新と公明は今回の衆院選で、これまで公明が議席を持っていた大阪、兵庫の計6小選挙区で初めて全面対決となり、大阪3区と大阪5区、大阪6区では維新、兵庫2区では公明が議席を獲得する見通しとなった。残りの小選挙区は深夜から未明にかけて判明する見通し。 【写真】大阪6区に立候補した公明・伊佐進一氏 両党は大阪都構想の実現に向けて協力関係にあったが、維新が昨年4月の統一地方選で、大阪府議会に加え、初めて大阪市議会でも過半数を獲得。公明との関係を「一度リセットする」(馬場伸幸代表)として、公明現職のいる6小選挙区への候補擁立に踏み切った。一方、公明も、公示前の全国9人の小選挙区選出議員のうち、6人が大阪、兵庫の選出だ。 両党にとっていわば関西は「発祥の地」で、今回の選挙結果は、今後の両党の党勢も左右しかねない。 大阪6区は、日本維新の会新顔の西田薫氏が初の当選確実。 元厚労副大臣で公明党前職の伊佐進一氏は落選の見込み。 大阪5区は、日本維新の会新顔の梅村聡氏が初の当選確実。 参院議員からくら替えし、衆院選に初挑戦で議席を獲得した。元国対副委員長で公明党前職の国重徹氏は落選の見込み。 大阪3区は、公明党副代表で前職の佐藤茂樹氏が落選の見込み。 日本維新の会の新顔東徹氏に敗れる。佐藤氏は当選10回をかぞえ、党国対委員長を務めたほか、今年9月には副代表に就いた。東氏は参院議員からくら替えし、衆院選に初挑戦で議席を獲得した。 兵庫2区は、前国土交通相で公明党前職の赤羽一嘉氏が10回目の当選確実。 日本維新の会新顔の阿部圭史氏は落選の見込み。
朝日新聞社