【チャンピオンズC】本命はまだ衰えていない一昨年の覇者テーオーケインズ 穴はドゥラエレーデ
穴馬はダート適性が高いドゥラエレーデ
デビュー3戦目、初ダートの未勝利戦を2番手外から3角で先頭に立ち、3着以下には大差をつけて勝利した。当時記録した指数は1クラス上のものだったことから、ダートでの高い潜在能力を感じていた。その後は芝のホープフルSを優勝。次走のUAEダービーではダート2戦目ながら、後にBCクラシック2着と好走したデルマソトガケの2着に入線した。 UAEダービーは8番枠から五分のスタート、そこからは押してハナを主張しにいったが、内のデルマソトガケのテンが速く、同馬の外2番手でレースを進める。道中はコントロールしながら、デルマソトガケをマーク。3~4角では同馬に食らいつくが3/4差にリードを広げられ、直線序盤では2馬身差つけられた。ラスト1Fまでしぶとく食らいついたが、結果は5馬身半差の完敗だった。 しかし、3着コンティノアールには4身半差をつけており、そこからさらに3馬身半差の4着がペリエールだから、とても価値の高い2着だったと言える。それもレースがかなりのハイペースで流れた中の結果だから侮ってはいけない。 日本のパサパサのダートにどこまで対応できるか、という課題はあるが、初ダートの札幌ダ1700m戦で高い潜在能力を見せていることから、日本のダートが滅法苦手ということはないだろう。近2走は芝で凡退しているが、ダートのキャリアは2戦と浅く、まだまだ上昇が期待できる。逆転劇に期待したい。 ※パワーポイント指数(PP指数)とは? ●新馬・未勝利の平均勝ちタイムを基準「0」とし、それより価値が高ければマイナスで表示 例)レモンポップの前走指数「-47」は、新馬・未勝利の平均勝ちタイムよりも4.7秒速い ●指数欄の背景色の緑は芝、茶色はダート ●能力値= (前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3 ●最高値とはその馬がこれまでに記録した一番高い指数 能力値と最高値ともに1位の馬は鉄板級。能力値上位馬は本命候補、最高値上位馬は穴馬候補 ライタープロフィール 山崎エリカ 類い稀な勝負強さで「負けない女」の異名をとる競馬研究家。独自に開発したPP指数を武器にレース分析し、高配当ゲットを狙う! netkeiba.com等で執筆。好きな馬は、強さと脆さが同居している、メジロパーマーのような逃げ馬。
山崎エリカ