ロシアのノバク副首相（写真）は、ウクライナ経由で欧州にガス輸送を輸送する現在の協定が年末に期限を迎えた後も供給を継続する用意があると述べた。複数のロシア国営通信社が３日報じた。６月６日、サンクトペテルブルクで撮影（２０２４年　Roscongress Foundation via REUTERS）

[モスクワ ３日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は、ウクライナ経由で欧州にガス輸送を輸送する現在の協定が年末に期限を迎えた後も供給を継続する用意があると述べた。複数のロシア国営通信社が３日報じた。 ウクライナ経由で欧州にガスを供給する契約は戦争状態にあるロシアとウクライナの間で唯一残る貿易・政治協定で、２０２４年１２月３１日に５年の期限が切れる。欧州へのガス供給はロシアの重要な収入源だったが、２２年２月のウクライナ侵攻以来大幅に減少している。 国営通信ＲＩＡはノバク氏の発言として、「経由の輸送はウクライナ次第だ。彼らには独自のルールがあり、その希望次第になる。ロシアには供給の用意がある」と伝えた。 ウクライナはロシア国営天然ガス独占企業ガスプロムとの契約について、延長や新たな契約に調印する計画はないと表明している。