いとうまい子は還暦目前でも“五刀流人生” 「嫌なことは1個もやらない」が意気軒昂の秘訣
いとうまい子(59)の前向きな生き方が話題だ。タレントの他、社長に研究者、農業イベントをやるなど、八面六臂なのである。 【写真】浜崎あゆみの「足の形」は日本人では少数派! 過去には池田エライザも話題に このほど出演したバラエティー番組では、家事をこなしながら実験や研究、講演会と分刻みの毎日を送り、睡眠時間は1日3~4時間。それでもオーバーワークといった自覚は皆無らしく、こう言った。 「やりたいことしかやってないですもの。実験も楽しくてしょうがないし、講演会とかも自分が話したいこと話すし、全然やらされて嫌なことは1個もやらない。全部自分の時間として使ってます」 1983年に歌手デビュー後、主演ドラマ「不良少女とよばれて」の大ヒットは中高年世代には懐かしい。2010年に早大人間科学部の通信教育課程に入学。面接で「芸能人はすぐにやめる」と言われたが、「目的があるからやめません!」と言い返したそうだ。卒業後は大学院に進み、ロボット工学や予防医学の研究者としての顔も。さらにテレビ番組制作会社社長、企業2社の社外取締役まで務めているという。 ■中学では生徒会長、肩書好きの一面も 「上場企業に社外取締役、女性有名人登用の流れが出たら、すぐにその流れに乗ってポジションをつかんだ。ビジネス界に参入した女性芸能人では、出世頭ではないでしょうか。各種交流会などで人脈を広げ、自分にメリットのあるところを逃さない。中学の時は生徒会長だったそうですし、肩書好きなところもありますね」(芸能プロ関係者) その前向きさ、行動力に驚きと称賛の声があがっているが、それは今にはじまったことではないらしい。 「1982年のミスマガジンコンテストで初代グランプリに輝いた際は、第三者名義で自分をプッシュするハガキをたくさん講談社に送っていたのは有名な話。出世作『不良少女とよばれて』のときも、『モヒカンでも坊主頭にでもなります』と自らを売り込んで、すでに決まっていた女優降板のチャンスをモノにしたんです」と、本人を知る某芸能プロデューサーは振り返る。 いとうと仲の良い女優の伊藤かずえは本紙インタビューでこう語っている。 「見かけによらず男勝りで、サバサバした性格。思ったことは全部口にしちゃう典型的なB型です」 学園ドラマ「高校聖夫婦」や「少女が大人になる時 その細き道」などで共演、恋愛相談に乗ってもらったこともあるという。 「好きな男の子がいて、彼の気持ちがわからなくて悩んでいたんですね。それでまい子が『あたしが気持ちを確かめてあげる』って、いきなりスタッフルームの黒電話から『どうなの?』ってかけちゃって。相手はしどろもどろだったみたいで、『かずえ、あんな男やめな。好きってはっきり言わないし、男らしくない』ってすごく怒ったんですよ。結構、頼もしいんですよ」 恋愛関係でも前向きさ、積極性があったようだ。いとうは2009年、5歳年下の会社員男性と結婚している。8月の誕生日で還暦を迎えるが、まだまだこれから、ということだろう。