本を通じてジェンダーを考える 船橋市西図書館で学生ボランティアの選書フェア
時間に余裕ができる夏休み。図書館で本を探す時、新着本や図書館のおススメが並ぶ本棚は参考になる。千葉県の船橋市西図書館では、LGBTQやジェンダーをテーマに選書するブックフェア、「キミイロって何色?~消えない虹をキャンバスに~」が始まった。学生ボランティアがLGBTQについて学びを深めながら、企画から選書、POP作りや展示準備まですべて行った手作りのブックフェア(NPO法人JASH日本性の健康協会・船橋市)だ。期間は8月31日まで。 このブックフェアは、学生の思いや思考を社会に届け、概念をアップデート。性について考え表現する機会にもなっている。7月のキックオフミーティングではLGBTQの基礎知識を学びつつ、中学1年生から高校3年生までのメンバーでテーマを決めた。セクシュアリティ、ジェンダー、性の健康などに関する本を通じて、 自分らしくいられるたった一つの「キミイロ」を見つけてほしい、 心のキャンバスに消えない虹(キミイロ)をかけてほしい、という願いが込められた。