ランパードが現体制のチェルシーを非難「私の時代には…」。クラブのレジェンドが現在の不振を嘆く
チェルシーのレジェンドである元イングランド代表MFフランク・ランパードが現地時間11日、アイルランドメディア『JOE』のジャーナリストであるオリ・ダグモア氏がホストを務めるポッドキャスト『Unfiltered with Oli Dugmore』に出演した。 【一覧表】チェルシー 夏の移籍情報はこちら! この番組にはスポーツ、政治、エンターテインメント、アクティビズムなど様々な界隈からゲストが出演し、およそ1時間にわたって赤裸々なトークを繰り広げる。サッカー界からはこれまでにゲーリー・リネカーやカルヴィン・フィリップスらが出ている。 ランパードは番組内で選手として、あるいは監督として在籍したチェルシーの近年の不振について苦言を呈した。同氏は監督時代の内部状況について以下のように振り返る。 「私がそこにいたとき、かなり多くのことをクラブに申し立てたが、(内部の)人々は私にそれを投げ返してきた。そこでのスタンダードは十分ではなかったんだ。トップクラブになるには、それなりの基準が必要だよ。表層的な戦術のことは忘れて、その中にあるものが正しくなければパフォーマンスは発揮できないし、私はそれを見出せなかった」 また、自身の選手時代を引き合いに次のように切り出した。「『私の時代には…』なんてことは言いたくないが、私の時代には若い選手がチームにやってくると、彼らはベンチに座ったり、一緒に練習をしたり、強度のある練習を見学していたよ。(ディディエ・)ドログバがどのようにトレーニングしているかを見たり、ジョン・テリーがどのようにクラブでリーダーシップをとっているのかを見たりして彼らは学び、そしてそういったものがチームに蓄積されていくんだ」 なお、ランパードは現在の不振の責任を「監督や状況を変えようと努力する若手選手に押し付けることには注意すべきだ」と述べ、批評にも正当性を求めている。
フットボールチャンネル編集部