10月18日、徳島市の小学校で消防団員らによる出前授業が行われました。 この出前授業は、消防士や消防分団の仕事をよく知ってもらい興味を持ってもらおうと、徳島市消防局が開いたものです。 徳島市西消防署の消防士や加茂名分団の団員など16人が加茂名南小学校を訪れ、3年生の児童約100人に出前授業を行いました。 児童は、重さ5kgのホースを運んだり、煙が充満する空間を歩いたりする体験をしました。 （消防団員） 「300m近く引っ張れるホース、16本のってます。解除、降下、前進」 児童らは消防団員からポンプ車にたくさんのホースが積まれていることや、1分間に2000リットルの放水能力があることなどの説明を受けた後、はしご車が高さ25mまで上がる様子を見せてもらい、歓声をあげていました。 （体験した児童） 「いっぱいいろんなことをして、すごいと思った」 （徳島市消防団加茂名分団 多田憲史分団長（56）） 「大変なんですけど、地域の人に役立てるやりがいのある仕事と思っているので、それを伝えたい」 徳島市消防局では、2026年度までに徳島市内の全ての小学校で出前授業を実施する予定です。