ラグビー日本代表、イングランド戦に向けて急ピッチで準備を進める宮崎合宿
本格的に日本代表選手たちを指導することになったエディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)は「重要な局面において、日本代表のHCになることは、非常に名誉なこと。ご存知のように、今、日本のラグビーはちょっとした転換期を迎えている」。
「いい時期もあったが、今のところ、チームは下り坂。だから、それを変える必要がある。私たちは、これまでとは違うプレースタイルでそれを実現したい。そのような機会を与えてもらいとても光栄で、日本代表の次世代を担う選手の育成には大きな責任がある。でも、この仕事をするのが楽しい」と意気込んだ。
2015年以来、久しぶりに宮崎での日本代表合宿を行っていることについては「昨日は大雨だったので、以前はホテルの反対側の駐車場でウェイトトレーニングをしていたことを思い出したね。(当時は)毎回、ホテルから100枚ほどタオルを借りて、濡れないようにしなければならなかった」。
「今、私たちは(屋内練習場やウェイトルームのある)一流の施設を手に入れた。ラグビーのトレーニング施設としては、世界でもトップクラス。だから、ここでの時間を最大限に生かしたい」と懐かしそうに話した。
また、最年長の35歳で5度目のワールドカップ出場を狙うFL/LOリーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)は「10数年、宮崎に来ている。ここに来れば強くなるのがわかっている。さらに新しい施設ができて、集中して強くなれると思う」。
「2015年の時と違って楽しい。2015年は地獄だった(笑)。選手1人ひとりの質が高いので、(ジョーンズHCは)あまり多くのきつい練習を、たくさんやる必要ない。スキルも理解度も高くて、よりプロフェッショナルな選手が多くて、すごくやりやすいと思っているのでは」と話した。
また、元南アフリカ代表LOのヴィクター・マットフィールドと、元オールブラックスのPR(プロップ)のオーウェン・フランクスの2人も、それぞれ得意分野であるラインアウトとスクラムを指導していた。