「代行会社から退職の連絡が…」お互い苦労!? 新社会人・先輩社員に聞く“職場事情” 上司に期待することは「丁寧な指導」
新年度が始まり、2週間あまりが経った。新社会人にとっては生活に徐々に慣れてくる一方、描いていた理想とのギャップを感じる頃かもしれない。また、そんな後輩を受け入れる先輩社会人はどんなことを感じているのか、職場事情を街で聞いた。 【画像】新年度開始から約2週間 新社会人に聞く新生活「慣れない」「精神的に…」
新年度開始から2週間 新社会人は…
それぞれの目標に向け、成長を誓い、新たなスタートを切った新社会人たち。 新年度が始まった当初は大きな希望を抱く一方で、「不安がある。これやったら怒られちゃうかなとか、これやっても大丈夫かなという気持ちが大きい」と、これまでの学生生活とはリズムや立場が大きく変わり、不安も抱えながらのスタートを切っていた。 その新年度が始まって2週間あまり。生活には慣れてきたのか、新社会人に話を聞いた。 新社会人(接客業): 慣れない。仕事から帰ったらご飯を食べて、お風呂に入ってすぐ寝て、また朝早く起きるという感じ 新社会人(IT業界): ずっと仕事でデスクに向き合う。そこがやっぱり精神的にもくる Q.気晴らしは? 新社会人(IT業界): 休日が楽しい。大学のときよりも倍ぐらい楽しい。休日のありがたみを感じる これまでの生活とのギャップに慣れるにはもう少しかかりそうだ。
先輩社員の思いは? 代行会社から退職の連絡も…
一方で、先輩社員はそんな新社会人たちをどのように見ているのか? 先輩社員: 自分の時間を優先するか、ある程度犠牲にするかという考え方は全く違う。そういうものだと諦めるしかないと割り切っている 先輩社員: 言葉一つにしても、気を遣いながらやっている また最近、新入社員が突然会社に来なくなってしまったという先輩社員は「入って1カ月やそこらでいきなり代行会社から退職の連絡が来た。休みとかそういうのは尊重するが難しい。なかなか…」と胸の内を明かした。 新社会人は新たな生活に慣れるのに精一杯、一方の先輩は先輩で新入社員との接し方に悩みながらお互いに苦労があるようだ。
現在と過去 “意識・価値観”の違い…
そんな新社会人をめぐり、現在と過去の違いを表す調査結果がある。 リクルートマネジメントソリューションズが2010年から新入社員に対し、行っている意識調査で、「どのような職場で働きたいか」を聞いたところ、最新である2023年の調査結果では「お互いに個性を尊重する」が50%で過去最高に。これは10年前と比べ、20ポイント以上上がっている。 一方、過去最低となったのが「お互いに鍛え合う」で、10年前から13ポイント下がった。
上司に期待することは“丁寧な指導”
また、上司に期待することという問いに対しては「一人ひとりに対し、丁寧に指導すること」が過去最高の49%で10年前から16ポイント上昇。 「言うべきことは言い厳しく指導すること」は過去最低の17%で10年前から20ポイント以上下がっている。 今と過去の意識・価値観の違いを認識したうえで、新入社員・先輩社員、互いに尊重できる職場が求められていると言えそうだ。 (NST新潟総合テレビ)
NST新潟総合テレビ