40代、暮らしがラクになる「食事の工夫」。ゆでる、蒸す、漬けるの“シンプル調理”でも十分
料理は毎日のことだからこそ、できるだけラクしたいもの。「ちょっとした工夫で、ぐっと時短できるようになりました」と話すのは、暮らしのプロ・ライフオーガナイザーの高田舞子さん。自身が実践する「食卓の工夫」を語ります。
野菜をあらかじめ洗っておく、切っておく
毎日家族の食事をつくるのは、負担が大きいもの。とはいえ、しっかりつくりたい気持ちもありますよね。少しでも時短になって気持ちもラクに、料理への心理的負担を減らすために私が意識していることを紹介します。 夫が単身赴任中のわが家は普段、小学生とふたり暮らし。食事もそれほどの量を用意する必要はなく、野菜は一度に使いきれないことのほうがほとんどですが、包丁を使うときに野菜はすべてカットするのが基本。献立に必要な量ではなく、ニンジンは1本すべて、タマネギも1個すべて、切り刻みます。
小分けにして「冷凍保存」すれば、時短にもなる
タマネギやキャベツ、ニンジンやキノコなどを冷凍しておくと、みそ汁やスープにポイポイと入れられてラク! みそ汁は毎日のように食べるわが家ですが、そのためだけに包丁を出してカットするのは面倒。冷凍庫からパパっと出せる冷凍野菜は、時間だけでなく気持ちの負担も軽減してくれています。 ショウガも使いきれないまま傷むことが多いので、みじん切りや千切り、スライスなどいくつかの方法でカットし、小分冷凍しています。野菜に限らず、油揚げやちくわもカット冷凍の代表選手。
ビニール袋で「冷蔵保存」すれば、家事もラクに
ホウレンソウやコマツナなどの葉もの野菜は、半分をその日の献立に使い、残り半分は洗ってから適度にカットし、ビニール袋にキッチンペーパーと一緒に保存しています。野菜から出る水分をキッチンペーパーが吸収してくれるので、数日置いていてもシャキッとしています。 タッパー容器からビニール袋での保存に変えたことで、洗いものもなくなり庫内も省スペースに。さらに、使い終わった袋は生ゴミ用に使えて、一石三鳥になりました。 ミニトマトやイチゴは洗ってからヘタを取って容器保存。食べるときには洗わなくていいので、そのままお皿に盛れます。