超なまけものでもできる生活習慣を変える秘策:朝と夜にやってはいけないこと
就寝時間が翌日の過ごし方を決める
どうしても避けられない事情がない限りは、必ず深夜1時前に寝るようにしてください。 なぜなら深夜1時~5時という時間帯は、外は真っ暗でわたしたちの判断力や理性もにぶってきます。 どうでもいいことに没頭し、どうでもいいことが重要になって、すぐには行動に移せない無駄なスケジュールに時間を使ってしまうようになります。 夜は長いので、非生産的で無意味な時間を過ごしてしまっても罪悪感がありません。(66ページより) つまり深夜帯は総体的に時間の密度が低く、自分にとってネガティブな時間を過ごす確率が高いということ。著者によれば、非効率的で、ネガティブで、どうでもいい考えや行動の97%は深夜に発生するそうです。 たしかに夜12時を過ぎると、仕事の効率も急速に落ちていくもの。そればかりか、その人のスケジュールを終わらせようとしていたつもりが、スマホやパソコン、テレビ、ゲーム、夜食などにはまってしまう危険もあります。「夜12時まで」という“最終防御ライン”がないと、すべきことを先延ばしすることになってしまうわけです。 したがって、夜12時になったらきっぱり手を離すべき。そう主張する著者は、以下の点も意識しておくことを勧めています。 ① 夜12時以降、スマホやパソコンを使わない ② スマホは手の届かないところに置いて寝る ③ 眠る前にスマホにロックをかけておく (69ページより) 興味深いのは、上述した「朝の必須事項」とかぶっていること。しかしそれは、こうした「当たり前のこと」を習慣化することがいかに重要であるかということを意味するのではないでしょうか? 事実、スマホの明るい光が脳を刺激してしまい、睡眠を妨げるというのは有名な話でもあります。しかし、だからといって早く寝ればいいということでもなさそうです。 夜の7時~8時ごろに寝てしまうと、夜遅くの11時~1時ごろにトイレに行きたくなったり、喉が渇いたり、お腹が空いたりして、中途半端に目を覚ます可能性がめちゃくちゃ高いんです。(71ページより) 共感できる方もいらっしゃるのでは? 極端に早過ぎたり遅過ぎたりせず、でも、きちんと眠る習慣を身につけることが大切なのでしょう。(66ページより) 「なまけぐせと無気力の沼から抜け出したい」というような思いは、多かれ少なかれ誰のなかにもあるものではないでしょうか? しかし本書を参考にしながら生活パターンを改善していけば、少しずつ状況をしていけるかもしれません。 >>Kindle unlimited、99円で2カ月読み放題キャンペーン中! 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: 飛鳥新社
印南敦史