【ハイライト動画あり】崖っぷちのアメリカが首位のパナマに勝利。グループAの行方は混沌と。WBSCプレミア12
メキシコで開催されている第3回WBSCプレミア12のオープニングラウンドは、大会4日目の2試合が行われ、グループAは混戦模様にさらに拍車がかかる結果となった。 【ハイライト動画】グループA アメリカ vs. パナマ
『サンタ・テレシータ』のナイトゲームでは、1勝2敗でスーパーラウンド進出へ向け後がなくなったアメリカと、2日連続で強敵を退け波に乗るパナマが対戦。
勝てばスーパーラウンド進出へ大きく前進する先攻のパナマは初回、アメリカ先発のトウキ・トゥーサンに対し、3番ルベン・テハダが左翼フェンスを超える先制のソロ本塁打を放ち、早くも試合を動かす。
しかし、アメリカも負けじとすぐに応戦。直後の1回裏にパナマ先発のブライアン・カセレスを攻め、1死2・3塁から4番ライアン・ウォードの2点適時打で逆転に成功する。
アメリカはなおも一死満塁とチャンスを広げると、2番手でマウンドに上がったジルベルト・チューに対し、押し出しと内野ゴロで2点を加え、4-1とリードを広げる。さらにアメリカは2回に1死1・3塁からウォードが高めのボール球を強振すると、打球は逆方向への3ラン本塁打となり、完全に試合の主導権を握る。
最終的に8人の投手を投入し、細かく継投したアメリカに対し、パナマは5回にジョニー・サントス、そして6回はロドリゴ・オロスコのソロと、ホームラン攻勢で追い上げを図るも、7回のアメリカの攻撃で2失点したことで大勢が決する。
試合はこのままアメリカが9-2で勝利し、両チームともに2勝2敗の五分でオープニングラウンド最終戦を迎えることとなった。
◆試合結果 パナマ |1 0 0 0 1 1 0 0 0|3 アメリカ|4 3 0 0 0 0 2 0 X|9
こちらもナイトゲームとなった『チャロス・デ・ハリスコ』での1戦では、ともに1勝1敗で前日試合のなかったオランダとプエルトリコが対戦。
第2戦でアメリカにコールド負けを喫したオランダは、初回に相手先発アンヘル・ミランダの立ち上がりを攻略し、1番ディディ・グレゴリアスが逆方向への先頭打者本塁打を放って先制すると、1死から3番ヘンドリク・クレメンティーナもセンターへ弾丸ライナーのソロを放ち、幸先良いスタートを切る。