来日初勝利を決めたボー・タカハシ（左）は松井稼頭央監督と笑顔でポーズ（カメラ・朝田　秀司）

◆パ・リーグ　オリックス１―３西武（２５日・京セラドーム） 　自然とガッツポーズが飛び出した。初回１死一、三塁でセデーニョを三ゴロ併殺打に打ち取ったボーは、マウンドを下りるとガッツポーズ。「初回もダブルプレーを取って乗っていけたんですけど、そのプレーに関しても本当にディフェンスがすごいいいプレーをしてくれました」とバックに感謝した。 　３回までに３得点と味方打線の援護もあって、テンポ良く相手打線を打ち取っていった。１５０キロ前後の速球にカーブ、スライダーといった多彩な変化球をおりまぜ、フォームにも緩急をつけて打者のタイミングを外していった。今季から先発に転向。少しでも長いイニングを投げられるよう工夫をこらしてきた。「すごくいい打者が多いので、自分が持っているものとかが役に立っていいピッチングになりました」と振り返る。 　来日３年目でつかんだ初勝利。ヒーローインタビューに呼ばれると「本当にうれしいです、初勝利ができて。この１勝だけではなくて、これからもどんどんどんどん勝って、チームの勝利に貢献していきたいと思います」と言葉を弾ませ、「皆さん、本当にどうもありがとうございました。応援…、頑張りました」と日本語でファンに応えた。「奥さんとか私の家族にちゃんと見せて、ファンの皆様にもちゃんと見せたいと思います」と最高の笑顔でウィニングボールを左翼席の獅子党に高々と掲げた。