次に呼ぶべき! 日本代表に推薦したい選手(5)マリノスから欧州へ! 早くも無双状態!? ハイレベルなDF
AFCアジアカップカタール2023の準々決勝でイラン代表に敗れたことで、アジア王者を目指す日本代表の道のりは終わった。ここからは約2年半後に迫る次のワールドカップへ向けて、チームを再構築していくことになる。今回は、今後日本代表でのプレーが楽しみな選手をピックアップして紹介する。※成績は4日時点の『transfermarkt』を参照
DF:角田涼太朗(つのだ・りょうたろう) 生年月日:1999年6月27日(24歳) 所属クラブ:KVコルトレイク(ベルギー) 23/24リーグ戦成績:3試合0ゴール0アシスト DF角田涼太朗は、降格圏に沈むクラブの“救世主”になりつつある。 この冬の移籍市場で横浜F・マリノスからイングランド2部カーディフ・シティへ完全移籍すると同時にベルギー1部コルトレイクに期限付き移籍した角田は、リーグデビュー戦(第22節ルーベン戦)に3バックの一角としてスタメン出場。地上戦勝率100%(6/6)、空中戦勝率100%(2/2)という驚異的なスタッツを残して、クリーンシートを達成するという最高のパフォーマンスを披露した(スタッツはデータサイト『Sofa Score』参照)。 その後も、同じくこの冬にコルトレイクに加入した藤井陽也と共に守備に安定感をもたらし、藤井は空中戦、角田は地上戦でそれぞれ強みを発揮して、チームの課題だったディフェンス面を大きく修正した。事実、直近の公式戦9試合0勝7敗2分(3得点20失点)と最悪の状況だったチームは、2人が加入してから一度も負けていない。 またディフェンス面だけでなく、後方から中盤や前線の選手たちへ左足で精度の高いパスが供給できるため、スムーズなビルドアップにも大きく貢献している。チームとして得点力不足に課題は残るが、間違いなく角田は藤井と並んでコルトレイクの救世主になりつつあると言えるだろう。 昨年3月に日本代表に招集されたときは負傷により参加辞退となってしまったが、マリノス時代の活躍に加えて、どん底だったベルギーのチームを立て直した実力は折り紙付き。日本のゴールを守る壁として躍動する角田の姿を見てみたい。
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