BE:FIRST、ATEEZとの交流の中で引き出された新しい魅力 「Royal」が成し遂げる一体感
9月4日、BE:FIRSTとATEEZのコラボ第2弾となる楽曲「Royal」が全世界同時配信リリースされた。リリースと同時に、KQ ENTERTAINMENT公式YouTubeチャンネルでは、オフィシャルリリックビデオも公開。早速話題となり、9月11日発表の「オリコン週間デジタルシングルランキング」で初登場1位を獲得するほど注目を集めている。 【写真】対バンライブで圧巻のパフォーマンスを見せたBE:FIRST 特設サイトによると、同曲は「重厚感のあるサウンドと緩急のあるテンポにのせて、『自分なりの“高貴さ(Royal)”とは何か』をアグレッシブな歌詞で表現した楽曲」(※1)とのこと。単に「高貴さ」ではなく、「自分なりの高貴さ」というところがポイントなのだろう。単に「高貴さ」であれば、壮大かつエレガントなイメージの楽曲になりそうだが、同曲はその真逆だ。思えば、ATEEZもBE:FIRSTも、ヒップホップテイストを感じさせる力強い音楽が特徴的なグループだ。ともに一般的なイメージのボーイズグループとは一線を画していると言っても過言ではない。もしかすると、その姿勢を貫き続けることが「自分なりの高貴さ」である、と同曲で示しているのではないだろうか。 そんな同曲は、ATEEZのメンバーであるMINGIがプロデューサーとして参加。MINGIはこれまでもATEEZの多くの楽曲で作詞に携わっており、ATEEZの音楽をより深く理解しているメンバーだ。これまでBE:FIRSTとATEEZは7月1日に配信リリースされた「Hush-Hush」でコラボしたり、ATEEZのロサンゼルス公演のオープニングアクトをBE:FIRSTが務めたりと、交流を重ねてきている。だからこそ、MINGIは2グループの良さを詰め込むことができたのではないだろうか。 実際に同曲を聴いてみると、ATEEZらしさはもちろん、BE:FIRSTらしさもしっかりと感じることができる。例えば、楽曲の構成。重低音が効いたサウンドはATEEZらしさを感じられ、さらにサビはサウンド感、コード感を使い分けることで雰囲気を変えており、J-POPでは他にあまりないサビになっている。そういった部分はATEEZらしさ、BE:FIRSTらしさではないだろうか。というのも、「Milli-Billi」や「Mainstream」など、BE:FIRSTも“わかりやすいサビではない楽曲”をこれまでリリースしてきている。そう考えると同曲の構成は2グループの共通点なのかもしれない。