ゴールドマン、S&P500の目標引き上げ-ウォール街の最高に並ぶ
(ブルームバーグ): ゴールドマン・サックス・グループ・グループのストラテジストは、S&P500種株価指数の年末目標を引き上げた。上方修正はこれで3回目となり、企業収益の伸びや米国経済に対するウォール街の楽観的な見通しを反映している。
米国株担当チーフストラテジストのデービッド・コスティン氏率いるストラテジストチームは、年末時点のS&P500種の目標値を5600と、2月に示した5200から上方修正した。新たな目標値は、S&P500種が14日の終値から年末まで約3%上昇することを意味する。
ゴールドマンの目標株価は、UBSグループのジョナサン・ゴラブ氏や、BMOキャピタル・マーケッツのブライアン・ベルスキ氏の予想と並び、ウォール街で最も高い水準となる。
コスティン氏は14日付の顧客向けリポートで、目標株価の引き上げについて、「平均よりも緩やかにとどまっている企業業績の下方修正と、より高いフェアバリュー株価収益率(PER)に起因している」と説明した。
コスティン氏は1カ月前に、S&P500種が年末にかけて上値を伸ばす余地はないとして、従来の目標値である5200を維持した。同行のストラテジストチームは昨年11月に24年の株価目標を初めて公表。その後12月と今年2月に相次いで上方修正した。14日のS&P500種は5431.60で取引を終えている。
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原題:Goldman Sachs Boosts S&P 500 Target on Upbeat Profit Outlook(抜粋)
--取材協力:Elena Popina.
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Alexandra Semenova, Jess Menton