歌声重ねて半世紀、喜びかみしめる 福島県庁混声合唱団「きびたき」が記念演奏会
福島県庁混声合唱団「きびたき」は18日、福島市のふくしん夢の音楽堂(市音楽堂)で創立50周年記念演奏会を開き、団員が歌う喜びをかみ締めながら曲を響かせた。 団員約50人が出演した。佐藤恵一さんが指揮し、市内のソプラノ歌手佐藤裕子さん、有志による特別編成のオーケストラ約20人が共演した。全日本合唱コンクールで歌った課題曲、市内出身の作曲家古関裕而さんの「栄冠は君に輝く」をはじめとしたポピュラーソングを披露した。最後にジョン・ラター作曲「マニフィカート」を披露。神への賛美を込めた壮大な曲を響かせ、盛大な拍手を受けた。 県庁混声合唱団は1971(昭和46)年に設立された。全日本合唱コンクール全国大会で金賞を受けるなど各コンクールで評価を受けてきた。近年はコロナ禍で活動が制限され、50周年記念演奏会を延期していたが、今回8年ぶりのコンサートとして催した。二瓶達也団長は曲の合間に「苦しい時もあったが節目の演奏会ができた。団員一同うれしく思っている」とあいさつした。