「ゴジラ-1.0」製作陣が第43回藤本賞に輝く、「PERFECT DAYS」「ゲゲゲの謎」も受賞
第43回藤本賞を、「ゴジラ-1.0(ゴジラマイナスワン)」の製作陣が受賞することがわかった。 【動画】制作プロダクション・白組と山崎貴による「ゴジラ-1.0」VFXメイキングはこちら 映画演劇文化協会が主催する藤本賞は、生涯にわたって269本もの映画を製作した藤本真澄の業績を記念するとともに、全国の劇場で公開された映画の中から優れたエンターテインメント性を持った作品の製作者を表彰するもの。今回は、ゴジラ70周年記念作品「ゴジラ-1.0」の臼井央、阿部秀司、山田兼司、岸田一晃、阿部豪、守屋圭一郎に贈られた。 山崎貴が監督・脚本・VFXを担当した「ゴジラ-1.0」の舞台は、すべてを失った戦後日本。神木隆之介が戦争から生還するも両親を失った敷島浩一、浜辺美波が敷島と出会う大石典子に扮した。2月12日までの102日間で観客動員数381万人、興行収入58.5億円を記録しており、日本時間3月11日に授賞式の開催を控える第96回アカデミー賞では視覚効果賞にノミネートされている。 また、特別賞は「PERFECT DAYS」の柳井康治、役所広司、ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬が受賞。東京・渋谷でトイレ清掃員として働く男・平山の日々がつづられる本作は、第76回カンヌ国際映画祭でエキュメニカル審査員賞、主演の役所が最優秀男優賞を獲得したほか、第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にもノミネートされた。 新人賞には、アニメーション映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の内藤圭佑が選ばれた。水木しげるの生誕100周年を記念した同作は、野心と密命を背負った水木と、妻を探す鬼太郎の父が因習渦巻く哭倉村の怪奇に巻き込まれるさまを描いた物語。古賀豪が監督、吉野弘幸が脚本を手がけており、11月17日に封切られて以来、現在もロングラン上映中だ。