【カンボジア】25年度の外国人雇用枠申請、11月末まで受付
カンボジアの労働・職業訓練省は、企業による2025年度分の外国人雇用枠申請の受け付けを開始した。締め切りは11月末。クメール・タイムズ(電子版)が5日伝えた。 同国では、外国人労働者の割合を各企業の総労働者の10%までと規定されている。各企業の具体的な外国人雇用枠は外国人労働者の職種によって決定され、熟練労働者の上限比率は6%、事務職は3%、非熟練労働者は1%となっている。 外国人雇用枠を申請した企業は、正式な割り当てを受けた後、「外国人労働者中央管理システム(FWCMS)」のウェブサイトから労働許可証を申請する。既に取得している許可証の延長も可能。企業は許可証の発行手数料を負担するほか、雇用する労働者が査証(ビザ)と滞在許可証を取得していることを確認しなければならない。 企業がカンボジア人労働者を確保できない場合に限り、10%の上限を超える外国人を雇用することが認められる。その場合、雇用枠を超えた外国人を雇用する必要性を詳述した申請書と労働契約書を労働・職業訓練省に提出。その後、同省が追加雇用を認めるかどうかを判断することになっている。