ハロウィンの夜に起こった史上最恐の放送事故とは――豪州傑作ホラー『悪魔と夜ふかし』10.4公開
スティーヴン・キングが絶賛したオーストラリア発ホラー映画『Late Night With The Devil(原題)』が、邦題を『悪魔と夜ふかし』として10月4日より公開されることが決定。声優のファイルーズあいがナレーションを務める予告編、ポスタービジュアル、場面写真が解禁された。 【動画】“愉快なトークショー版エクソシスト”『悪魔と夜ふかし』予告 本作は、ハロウィンの夜、テレビ番組の生放送中に起きた史上最恐の放送事故を描くホラー。全米で3月22日に公開されると、今年作家デビュー50周年を迎えたホラー界の巨匠スティーヴン・キングが「実に見事! 目が離せなかった!!」と絶賛したほか、「愉快なトークショー版エクソシスト」(DIGITAL TRENDS)などメディアからも好評価が寄せられ大きな話題となり、スマッシュヒットを記録。日本でも公開を待ち侘びるホラー映画ファンがSNSで期待を寄せる中、満を持して日本公開が決定した。 監督は、オーストラリアの鬼才コリン&キャメロン・ケアンズ兄弟監督。『エクソシスト』や『キング・オブ・コメディ』など1970~80年代の名作へのオマージュを盛り込みつつ、クール&レトロなビジュアルとリアルな映像演出で新たな恐怖を創出した。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のデヴィッド・ダストマルチャンが、愛嬌と狂気が同居する複雑なキャラクターの主人公を怪演し、圧倒的存在感を示している。 1977年10月31日。視聴率調査週間にあたるこの日、放送局UBCの深夜のトークバラエティ番組「ナイト・オウルズ」では、司会者ジャック(デヴィッド・ダストマルチャン)が、生放送のオカルト・ライブショーで人気低迷を挽回しようとしていた。霊聴、ポルターガイスト、悪魔祓い…怪しげな超常現象が次々とスタジオで披露される中、目玉企画としてルポルタージュ「悪魔との対話」著者のジューン博士と、本のモデルとなった“悪魔が憑く”という少女リリーが登場。視聴率獲得に必死のジャックは、“悪魔”を生出演させようと目論むが…。 予告編は、生放送のオープニング、霊能力者と観客とのやり取り、それをニセモノだと声高に指摘する元魔術師など、オカルト・ライブらしい物々しくもエンタメ感あふれるシーンから始まる。続いて、メインゲストとして「悪魔との対話」の著者ジューン博士とモデルの少女リリーが登場。ジューン博士の手助けのもと、テレビ史上初の“悪魔の生出演”を実現させるという。 そして、ジャックや観客が見守る中、当初は可愛らしい様子だったリリーが恐ろしい形相に変貌、まるで悪魔のように声も低くなる。スタジオは騒然となり、悪魔が憑依した少女による超常現象が次々と起こっていく。果たして、司会者のジャックは“テレビ史上最恐の放送事故”が発生した生放送をどう乗り切るのか? そして、悪魔から放たれた「久しぶりだな、ジャック」という言葉の真意とは―。 なお予告編のナレーションを務めているのは、ホラー映画好きを公言している、アニメ『チェンソーマン』『怪獣8号』などのファイルーズあい。不気味な声色で、怪しさを助長させている。 ポスタービジュアルは、番組の司会をつとめるジャックが、不気味な様子の観客の前に立ち、無表情で前を見つめる姿を大きく配置したもの。不穏、恐怖、不敵、興奮、様々な感情が混ざり合う怪しげなライトの中、予想もつかないオカルト・ライブショーに誘う様子を表現した。 場面写真は、司会としてショーを盛り上げるべくトーク中のジャックと、そのトークを聞いているジューン博士、ジャックを見ようとせず強い眼差しでカメラを見つめるリリーを捉えた、不穏な生放送の様子がうかがえる1枚となっている。 映画『悪魔と夜ふかし』は、10月4日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国順次公開。