現場からリポート 札幌すすきののビルで火災 20代から50代の男女合わせて4人がケガ
HTB北海道ニュース
段木涼太アナウンサー) 「すすきの交差点からほど近い駅前通りに来ています。現在もはしご車を使って消防隊員が建物の屋上付近で作業をしています。そして今、梯子はしご車からゆっくりと降りてくるのが分かります。消防隊員が1名、はしご車を使って下に降りていきます。この辺りで、警備に当たっていた作業員の方にお話を伺ったんですが、今見えている看板の辺り、その左横の黒い隙間のビルとビルの隙間から心臓に響くような大きい音がして、慌てて振り返ったら赤い炎が吹き出していたということなんです。同時に、割れたガラスがバリバリと落ちていくのも見えましたという話でした。その後、黒い煙、そして燃えカスなどがこの辺りまで漂ってきて、同時に焦げ臭い匂いも辺り一面に漂ってきたということです。 現在も規制線がこの現場付近に貼られていますが、繁華街の中心部ということで、辺り一面多くの人がまだ騒然としています。警察や消防がまだ作業を続けています。引き続き現場から情報をお伝えしたいと思います。」 すすきののど真ん中で爆発火災がありました。私も報道部でこの1報を聞いたんですが、HTBの情報カメラからは3時20分頃にまずビルとビルの間から白炎がもうもうと上がる姿が確認できました。その23分後、一気に黒鉛がビルから噴き出し、赤い炎も激しく燃える様子が確認できました。 もう一度情報を整理します。午後3時20分頃、札幌市中央区南5条西3丁目のビルで、建物から爆発音がしたと消防に複数の通報がありました。消防によりますと、現場は地下1階、地上6階建てのビルで、2階のテナントが火元と見られています。 これまでに20代から50代の男女合わせて4人がケガをしていて、救急車に火傷をしている男性が搬送されていく様子を確認することができました。現在も消火活動が先ほどまで続けられていましたが、消防車など17台が出動し、消火活動に当たって火は午後4時10分頃にほぼ消し止められたということです。そして、現場の取材で目撃者にも話を聞くことができました。 「歩いていたんですが、ガラスがバーンと割れて、窓から火の粉が立ち上ったから火事だなと思って、階段から人が走って降りてきた。体に火の粉がついて助けてくれと。」 こちらが通報直後の様子です。ホストクラブの看板の左側は、ビルとビルの本当に狭い隙間から煙と炎が上がっているのが見えます。赤々と炎が見えています。2階のテナントが火元ということで、そのすぐそばの壁が焼けているのが分かりますね。 かなりの火柱がビルとビルの隙間で上がっているのが分かります。別角度の映像ですが、これは南北に延びているのが札幌の駅前通りですね。雑居ビルの間から白炎が上がっています。そしてこちらが午後3時20分頃のHTBの札幌の情報カメラからとらえた映像です。 すすきののど真ん中と言っていい繁華街の中心で爆発火災が起きました。煙の周りに黒い灰のようなものがひらひらと舞い上がっているのも分かります。 こちらは現在飛んでいるHTBのヘリコプターの様子です。ちょっと手前のビルに隠れて様子は分かりませんが、かなり広い範囲で交通が規制されています。画面左と右を貫いているのが札幌駅前通りです。住所で言いますと、南5条西4丁目3丁目の交差点あたりを写しています。消防自動車が複数止まっていて、道路はまだ封鎖されています。はしご車のアームが1台、まだ雑居ビルに延びています。火はほぼ消し止められたということですが、けが人が4人、うち一人が搬送されているということです。
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