４回を終えてベンチに戻る菅野智之（左）と小林誠司（カメラ・相川　和寛）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　阪神―巨人（２６日・甲子園） 　体調不良による出場選手登録抹消から最短１０日で復帰した巨人・菅野智之投手が、今季無傷の５連勝を目指して先発。小林誠司捕手との「スガコバ」バッテリーで５回までヒットを許さず無失点の好投、阪神の先発・才木浩人投手との投手戦が続いている。 　１回の先頭打者・近本光司外野手を得意のスライダーで空振り三振に打ち取るなど３者凡退の立ち上がり。２回２死からノイジー外野手を四球で歩かせたが、それ以降はピシャリと抑え、５回までヒットを許さない完ぺきな投球を見せている。 　菅野の投球について、杉内俊哉投手チーフコーチは「テンポ・コントロールどちらも非常にいいね。１点もやらないという気持ち、責任感が伝わってくる。このまま（菅野）智之のピッチングをしてほしいですね」とコメントした。 　打線は２回１死から長野久義外野手、泉口友汰内野手が連続ヒットで一、二塁としたが、小林は二ゴロ併殺打に倒れ無得点。４回は１死から岡本和真内野手が左前打で出塁したが、三ゴロで岡本和と入れ替わって一塁に残った長野がけん制で挟まれアウトになり、チャンスを広げられなかった。