【DeNA】東克樹、台風明け異例の連投で連勝「何としても勝つ」初回11球で貫禄の3者凡退
<DeNA5-1広島>◇3日◇横浜 東、雨、雨、雨、雨、東-。DeNA東克樹投手(28)が先発としては異例の連投で連勝した。 台風10号の影響で4試合が中止。“台風休み”前、最後の8月28日阪神戦(横浜)で先発し、7回2失点で勝利投手になった。2試合連続先発マウンドのこの日は、広島相手に8回途中7安打1失点。シーズン最終盤の登板機会増も見据えて中5日で役割を全うし「負けられない試合が続くので、何としても勝つという強い気持ちでした」と、これまた2試合連続のお立ち台の景色を見渡した。 序盤から繊細かつ大胆に攻めた。チームにとって6日ぶりの実戦。1日にはミーティングで筒香が話をし、チーム全体で「ヌルッと入らないように」と共有。ポイントに挙げていた1回は11球で貫禄の3者凡退に仕留めた。テンポ良く序盤のリードを呼び込んだ。4回2死満塁には自ら左前適時打で今季初打点。「(山本)祐大が打ってくれなかったので、頑張ってランナーをかえしました」と投打で躍動した。 無失点投球を続けて完封もチラつく8回2死一、三塁、末包への初球スライダーを捉えられ、左前適時打を浴びて降板。「投げきれなかった」と悔やみながらも、内野安打4つを除けば、捉えられた安打は3つと堂々たる投球だった。 異例の“連投連勝”に「別に僕は先発として回ってるだけなのであまり気にはせず」と普段通りを貫き、クオリティースタート(6回以上、自責点3以下)の連続試合記録を32に伸ばした。4連勝で7月27日以来の貯金生活。東がDeNAのラストスパートをけん引する。【小早川宗一郎】 ▽DeNA三浦監督(台風での4試合の中止明け、初戦で勝利)「なかなかシーズン中に4試合中止ということはないですけど、全員が気持ちを入れていたのが良かったと思います」