虎の次世代守護神候補・椎葉剛 が語る“急成長”独立球団の謎「インディゴソックスはNPBにもっとも近い場所です」<徳島インディゴソックス ドラフト指名6人全員インタビュー①後編>
今年のドラフト会議で「11年連続&6人同時指名」という快挙を達成した徳島インディゴソックスの育成力の秘密に迫る本企画。阪神からドラフト2位位指名を受けた椎葉 剛(島原中央-ミキハウス)の後編をお届けする。<前編は>こちら 社会人時代はほとんど試合にも出ず、カメラマンが主な仕事だった男は、徳島入団わずか1年で急成長した。徹底的かつ合理的なトレーニングで、球速は11キロアップの159キロを記録。これまでつねに悩まされていたケガもなくなった。気持ちにも変化が現れ始めた。 【動画】椎葉の投球フォーム **********************************
トレーニングはマウンドでの自信にもつながった
トレーニングをしっかりと行い、身体も技術も向上した椎葉。マウンドでの自信もついてきた。 「徳島で試合を重ねていくうちに、自分の持ち味は何かって思った時に、やっぱりストレートだってことを改めて確認し、ストレートは自信を持って投げようと思って投げてました。」 試合を重ねていくごとに椎葉は成長した。球速が上がるだけでなく、“球の質”も良くなっていった。 「球の質って実際は簡単に変えられるものじゃないんです。ですので『球の質を良くしよう』というより、『手元での強さ』を意識して投げるようにしました。フォーム自体はミキハウスのときと全く変えていません。投げる感覚を変えました。ミキハウスのときは、力いっぱい投げる、っていうのが自分の投球スタイルと思っていたんですけど、徳島に来てからはバランスよくいい力感で投げる方が良い球がいってるなって感じ始めました。意識的に変えたのは『投げるときの力感』ですね。それで結果的に球質が良くなったかなと感じています」 トレーニングによって身体を変わった。試合に出ることで身体の変化を実感し、自信が生まれた。自信が生まれることで、マウンドでの意識が変わった。まるで垂直のような成長曲線だ。徳島での1年間で、椎葉の野球選手としての価値はどんどん高まっていったのだった。
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