最下位・西武を建て直せるのはこの指揮官 新監督候補に挙がる「3人の名前」
男気あふれる名将・渡辺久信監督代行をもってしても、立て直しは困難でした。 現在パ・リーグの最下位に沈む西武です。9月4日のオリックス戦(ほっともっと神戸)にも0-4と敗れ、今季81敗目。すでにCS進出の可能性も完全消滅しています。 【動画】先発の松本は清宮に先制3ランを浴び、がっくりとした表情 38勝81敗2分けの借金43。首位のソフトバンクに大差をつけられ、来季の体制が刷新される可能性が高くなってきました。 スポーツ紙のデスクは言います。 「生え抜きのスターである松井稼頭央前監督を途中で休養させた上で、渡辺GMが火中の栗を拾う形で指揮を執ったわけですが、成績は上向くどころか、さらに悪くなってしまった。一からチームを作り直せるリーダーが求められています」 では、チーム再建に必要な新監督候補にどんな名前が挙がっているのでしょうか。 <1>西口文也 9月4日現在、西武の2軍はイースタン・リーグで首位を独走しています。その指揮を執るのが現役時代、通算182勝を挙げた西口監督。2022年から2軍監督を務め、チームの内情を知り尽くしている強みがあります。 「ライオンズ一筋で21年間の現役生活を送ってきた西口監督は、球団にとっても功労者。渡辺監督代行との関係も良好で、スムーズな政権交代が期待されます。ファームでも実績は十分ですし、本命と言えるのではないでしょうか」 <2>辻発彦 「立て直し」といえばこの人しかいないでしょう。2017年に監督就任。3年連続でBクラスに沈んでいたチームを2位へ躍進させ、18年、19年は2年連続リーグ優勝。在任6年間で5度のAクラスと安定した成績を残しています。 「年齢は65歳ですが、辻さん、全然若いですよ。チームの再建術を熟知しているのは強みでしょう。ファンからの人気も高く、再登板を託すのは妙手でしょう」 <3>工藤公康 黄金期を牽引した左のエース。2015年から2021年までの7年間、ソフトバンク監督を務め、3度のリーグ優勝、5度の日本一に導くなど、マネジメント力には定評があります。 「現役最終年の2010年を西武で迎えるなど、実はライオンズへの愛は人一倍との話も聞きます。ある程度揃った戦力をやりくりする術に長けていますので、就任となれば、本社サイドからの財政的な戦力補強への協力は必至になるでしょう」 三人に共通するのは「ライオンズは強くなければならない」という意識が徹底されているということ。常勝軍団復活へと導く「大将」はいったい誰になるのか。ファンの関心が集まります。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]