中根舞美アナ サッカー番組は“天職”自分が選手なら「サイドバックかな」審判員資格挑戦も
テレビ東京の中根舞美アナウンサー(24)が、同局のサッカー応援番組「サタデーナイトJ」(土曜、後11・30)のMCに就任してから2年目を迎えた。高校時代はサッカー部のマネジャーとして、相手チームの分析役を務めた逸材は入社後、大橋未歩アナ以来21年ぶりに入社半年でスポーツ番組に抜擢された。もしもサッカー選手だとしたら、サイドバックを務めたいという。その心とは-。 サッカー番組を“天職”と捉え、極めようとする思いにあふれている。司会2年目の立ち位置について中根アナは「それなりに知識とか蓄積ができてくるのがすごく楽しいんです。日に日に好き度が増していっているので、番組の尺がある限りは、選手のコメントを隅々まで伝えたいと思っているんです」と熱く語り、番組を通じ、サッカー愛が年々、増幅していると明かす。 中学生時代はソフトテニスに打ち込み、高校に推薦入学が決まるほどだった。だが、14年のW杯でサッカーへの興味が芽生え、中3冬にテレビ観戦した第94回高校サッカー選手権、東福岡対市立船橋のPK戦を見てサッカー部のマネジャーになると決意。「私の代は(マネジャーが)一人しかいなくて、しんどかったのはありますけど、楽しかった」。サッカー部もテレビの番組運営も、一つのチームでいいものを作り上げるという意味では同じと感じている。 高校時代には毎日、おにぎり80個を作って振る舞い、一人一人の練習用のスパイクをこっそり撮影しては、デザインをカスタマイズしていた。根っからの世話好きが、今も番組作りに生きている。取材に出向く際には重いTV機材を持ち歩き、現場を動き回るのはお手の物だ。「大きい機材を持つのは慣れているので、持たされないと不安になっちゃうんです。力持ちが生きているのかな」と笑う。 好きなものはとことん突き詰める性格。自分がサッカー選手ならどのポジションか聞くと「うーん…今で言うと、サイドバックかな。攻める時はすごい上まで走って、守る時は一生懸命戻る。チームが大変な時に身を粉にして力になれたらいいです」と全てにおいて貢献したい思いを明かす。 サッカーに関わるものはしっかり極めたい。さらに深く競技を探るべく4級審判員資格の取得挑戦を試みている。「サッカーの審判って結構難しくて、知識不足からくるものもあるし、価値観からくるものもあるんですけど、その辺の謎をなくして、解決して、全部見たいなっていうのはあります」。インターネット動画の審判に注目する番組を見て日々、勉強している。 中高時代は深夜ラジオを聞きかじり、大学時代は「学生アナウンス大賞」のファイナリストに進出し、目指そうとした。ストレス解消へバッティングセンターへも通い、球速120キロに果敢に挑戦する行動派。「バレないですし、一人で行きますよ。結構、飛ぶんですよ。めっちゃテニス打ちですけど、それが楽しくてストレス発散です」。動いて動いて、サッカーと言えば中根と言われるスポーツアナを目指す。 ◆中根舞美(なかね・まみ)2000年6月13日生まれ。愛知県出身。中学時代はソフトテニス部で活躍したが、高校ではサッカー部のマネジャーに。23年にテレビ東京入社。同年6月の「テレ東音楽祭2023夏」でデビュー。現在「TXNニュース」や「スポーツ リアライブ~SPORTS Real&Live~」などにも出演。趣味はスポーツ観戦。特技はボウリング。