青森に「ツルタラボ」 旧校舎を活用、教室を貸しオフィスなど
旧校舎を活用した「鶴田町地域活性化支援センター『TSURUTA LABO(ツルタラボ)』」(青森県北津軽郡鶴田町)が11月16日、青森・鶴田にオープンする。(弘前経済新聞) 【写真】岩木山が見える吹き抜けのホール 2019年に閉校した鶴田町立水元中央小学校の校舎を、貸しオフィスやコワーキングスペース、イベント会場やシェアショップとして活用する。ツルタラボの運営は、地元有志で立ち上げた一般社団法人もったいない研究所。 2004(平成16)年に完成した同校舎は鉄筋コンクリート造りの2階建てで、延べ面積は3613平方メートル。体育館、グラウンド、屋外プールをはじめ、吹き抜けの多目的ホール、調理室、放送室や茶室を備える。 同法人によると、教室8室は貸しオフィスとして貸し出す予定で、現在すでに4室が埋まっているという。利用料は1教室・1カ月=4万6,000円。同法人の活動をサポートするなどの協力で、割引サービスも行う。コワーキングスペース利用料は、1時間=300円、1日=1,000円、1カ月=8,000円。体育館やグラウンド利用料は、1人1時間=100円(8人以上は最大料金800円)。 11月16日・17日はオープンニングイベントを開催する。16日は著書「日本一おかしな公務員」で知られる山田崇さんをゲスト招きトークイベントを行う、17日は市場「虹のマート」(弘前市駅前)を運営する「生き活き市場」専務の浜田大豊さんを招く。会場では、飲食、クラフト雑貨を販売する15店が出店する。入場無料。開催時間は10時~17時。 同法人代表の岡詩子さんは「『もったいないから未来をつくる』をコンセプトに立ち上げた。地元・鶴田町にあった資源を使って地域が楽しくなるような場にしたい」と意欲を見せる。「イベントの利用や校舎を活用するアイデアも募集している」とも。
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