就職した息子にまだお年玉を渡しています。こんな家庭って少数派ですか…?
日本では、お正月に子どもや孫などにお年玉をあげる慣習があります。多くの人がもらったことがあり、大人になると渡すことになるでしょう。中には、すでに就職し社会人となっている子どもにも渡している家庭もあります。とはいえ、社会人の子どもにお年玉をせがまれれば、渡してもよいのか考える以前に呆れてしまう人がいてもおかしくはありません。 今回は、社会人に対してお年玉をあげている人の割合を紹介します。
社会人にお年玉をあげる人の割合
社会人にお年玉をあげている人がどの程度いるのか、いくつかのアンケート調査をもとにみてみましょう。 株式会社エイチームフィナジーは「お年玉に関するアンケート調査」を実施しており、その結果からも社会人にお年玉を渡している人がいることがわかります。社会人以上の人にお年玉をあげると回答した人の割合は2.4%でした。これは、お年玉を誰かにあげると回答した人に対する割合です。 同アンケートの調査対象からみると、必ずしもお年玉をあげる社会人以上の相手が自分の子どもであるとは限りません。それでも、すでに就職している人にお年玉をあげる人が存在していることは確かです。 つづいて、保険マンモス株式会社実施の「お年玉についてのアンケート調査」の結果もみてみましょう。お年玉をあげる相手の立場を尋ねたところ、「社会人」と回答したのは27人でした。お年玉をあげると回答した人は362人おり、そのうちの27人なので、割合は7.5%程度となります。 アンケート調査によって割合には多少の差が出てはいるものの、社会人の人にお年玉をあげる人は全体の1割以下と少数派であることはみてとれるでしょう。また、保険マンモス株式会社実施のアンケートでは、「いつまでお年玉をあげますか?」という質問もしています。これには、500人中24人が「社会人以上」と回答しました。割合としては、4.8%です。 さらに、「お年玉をもらっていたのはいつまでですか?」との問いには、48人が「社会人以上」と回答しています。これも割合に直すと9.6%です。 社会人の相手にお年玉をあげる人よりも、社会人になってもお年玉をもらっていた人の方が多い結果となりました。やはり、お年玉をもらうのは何歳になっても嬉しいものであり、「あげるよりも、もらいたい」という気持ちを抱いている人が多いのでしょう。