「ハイハイして洗面台まで…」大山志保が衝撃の闘病生活を告白 今週復帰戦へ「幸せをかみしめながら18ホールを回りたい」
ゴルフを再開できたのは9月
◆国内女子プロゴルフ 第35戦 伊藤園レディス 11月8~10日 グレートアイランド倶楽部(千葉県) 6769ヤード・パー72 【写真】バレたら“永久追放”!? これがマスターズで“持ち込み厳禁”の品目です
2022年6月の「アース・モンダミンカップ」の2日目を最後にツアーから長期離脱していたツアー通算18勝の大山志保が「伊藤園レディス」で復帰する。
7日にコースで取材に応じた。「本当はもっと早く完治させて出場したかったんですけど、なかなか痛みも治らず、原因不明の治療法が確立されていない病気というか、それで時間がかかってしまって、今大会にはギリギリ間に合うかなという状況で出場に至りました」と、復帰に至る経緯を説明した。 症状については「最初は母指球の痛みで公傷制度を頂いて休みに入ったんですけど、そのときに状態があまりよくないといわれ、早めに治療した方がいいといわれ、治療していたら全身に痛みが出るようになった」といい、痛みが「足と手と、全身ですかね。顔にも出たりしている」と話す。 「その(痛みの)原因がずっと分からなくて、いろんなところを検査しても分からず、もしかしたらこれじゃないかというのが、昨年12月で、その治療が始まったのが今年の1月です。それからずっと治療、投薬してきましたが、それでもよくならず、9月まで薬を飲んでいましたが、よくならず、副作用もあったので、薬を止めて今は痛みに耐えている感じ」と説明する。 ゴルフを再開できたのは9月で「先生からの診断をいただいて、ゴルフをしてみたらと言われて始めましたが、今年の5月ぐらいまでは眠れない時期もあったし、朝起きてハイハイしてお手洗いや洗面台にまでいったりとか、そういう状況でなかなか原因も分からないから、自分でもつらかったし、そういう状況でした」と衝撃の告白をした。 「寝てても痛いですし、痛くて眠れない状況でした」と、日常生活にも支障をきたすほどだった。歩くだけでも痛みを感じ「今も痛いですし、立っているのも痛いです。一番痛いのは座って動かないことです。まだ動いている方が状態はいいかなと」。 1月にストレッチを始め、最近になってようやく18ホールを歩いて回るようになったが、飛距離は2クラブほど落ちたという。「自分は下半身でスイングするタイプですが、それが難しい状況」という。 それでも「2年と5カ月、この舞台に立ちたいという思いで1日1日を過ごしてきたので、明日それができるかと思うとすごくうれしいです」と笑顔を見せた。 868日ぶりのラウンドへ「気持よく回りたいです。こうやってゴルフをできることが本当に幸せです。いいパフォーマンスを少しでもできるように楽しみたいです。幸せをかみしめながら18ホールを回りたいです」と力強く語った。
ゴルフのニュース編集部